こんにちは。Karmenです。
ようやく1位の発表ですよー。
天空の趣き路地の街
エリチェは、シチリア西海岸トラパニにある、標高700m程の山の上にある中世の街です。
これは沿岸部の塩田から見たエリチェの山(真夏です)。
この山頂に街があります。
山頂まではトラパニからバスで、途中ロープウェイにも乗っていけます。
ロープウェイの方が、トラパニ市街と地中海を眺めながら登るので、断然おススメです。
空車はLIBERO、Freeって事ですね。
ゴンドラは丸っこくて可愛いです。
眼下にトラパニ旧市街とエガディ諸島の絶景を眺めて、ぐんぐん登ります。
堅牢な石の城壁に囲まれた、山の上の街です。
街の中心部までの道は、かなりの勾配があります。
アップダウンが激しい、息切れ街歩きの始まり。
建物のあちこちの隙間から海が見えます。
山頂で空が近いせいか、普段から青いシチリアの空がますます青く見えます。
重厚で素朴な建物が多いです。
エリチェは、路地の石畳が有名です。
特徴のある石畳、他の都市ではあまり見ない敷き方がされています。
建物はイカついのに、石畳が丸みを帯びた石で構成されているので、不思議と柔和な印象の街並みに映る気がします。
エリチェの街は、周囲をぐるり一周すると2㎞程度。
その小さな町の路地をにょろにょろと一日中歩き回りました。
高低差があるので、坂道を昇ったり降りたり、なかなか疲れました。
↑これは迷宮勢の好物の自信あり
真夏のシチリアの、抜けるような深い色の空、濃い陰影、乾いた風、遠くに見える荒野が重なり、なんとも言えない旅情に胸が掻きむしられるようです。
ちょっと旅ルポっぽく書いてみてけど、一言で言うと、エモい。
エモいんですよシチリアは!
シチリアも西部まで来ると、ローマよりアフリカ本土が近いくらいです。
同じシチリアでも、本土に近いタオルミーナやカターニアより荒涼とした景色で、ここもローマと同じイタリアかと思うと、不思議な気持ちです。
遠くに来ているんだな、と言う気持ちもいや増します。
展望台も数カ所あり、サン・ヴィート・ロ・カーポや、塩田、エガディ諸島も見晴らせます。
展望台は人気も少なく、壮大な景色が心ゆくまで堪能できました。
カフェラテをテイクアウトして、暮れていく眼下の景色を一人でぼんやり眺めていると、Barから知っている曲が聞こえてきました。
「小さな村の物語イタリア」のOP曲「L’appuntamento」
きっと、多くのイタリア好きにはお馴染みの曲だと思います。
シチリア島の西の果て、素敵な曲と信じられないような絶景が重なり、あまりに出来過ぎた偶然の演出に、少しジーンとしてしまいました。
地中海に沈みゆく太陽、遠く霞む島々、その少し奥にあるであろうアフリカ大陸、絶景を眺めながら、色々な想いにふけっていました。
こんな面白いコーヒーすすりながら…。
こんなブログを読んでくれる皆様なら、このビジュアルはきっと大好物ですよね。
蓋は紙ナプキン、コップはグニャグニャです。
うーん、このゆるさ愛おしい!
次回は、エリチェのお土産やら食べた物やらの話の予定です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
Karmen