まだ旅慣れない頃、ロンドンで食べて牡蠣を好きになった。
ボロー・マーケットで、牡蠣剥きしてる横で、客がスパークリングワインを片手に立ち食いしていて、その雰囲気に憧れて、好きでもないのにオーダーしたのがきっかけ。
見た事が無い丸い殻に惹かれたし、何より旅の通っぽい。上の写真がそれ。
食あたりが怖かったけど、勇気を出して食べてみた。
海外で生の海鮮物を食べるのは覚悟が要る。
日本の牡蠣に比べて小振りであっさりしていて、いくらでも食べれそう。
レモンが王道、タバスコもテーブルにある。
エシャレットの甘酢ソースも美味しい。
ビネグレットというらしい。
考えたら、ヨーロッパでなら日本より海水温が低いので、食あたりのリスクも低いよね。
氷でキンキンに冷えた牡蠣を飲み込んだ時、何故か自分が冷たい北の海の底に居るイメージが浮かんだ。
前世は牡蠣だったのかな。
日本に帰ってから、牡蠣って美味しかったんだ、と思って食べたら、濃厚過ぎてやっぱりそこまで好きな味ではなかった。
前世はドーバー海峡の牡蠣だったんだろうな。
それ以来、ヨーロッパで牡蠣を見たら、貴重なチャンスを逃さないように、市場でも魚屋の店先でもその場で食べる事にしている。
上は東ロンドン、ハックニー界隈のブロードウェイ・マーケットの魚屋の店先。とても新鮮。
これは牡蠣で有名な、カンタベリー近郊の海辺のウィスタブルで。
地元の黒ビールと、がお約束らしいので。
まるでオホーツク海沿岸のような港町でしたが、レストランのお兄さんはイケメンでした。
牡蠣食べたい。
今回はそれだけ。
食べたいなぁ。
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Karmen