こんにちは。Karmenです。
シチリア西部の海沿いの街トラパニの話。
景色の写真でもヨダレが出ちゃうけど、ここはシチリア島。
もちろん旨いものたくさんあります!
数ヶ月の滞在中には、お気に入りのお店もいくつか見つけました。
この日は日没に間に合わず。
夕暮れの街を散策していて一軒の店を見つけました。
こんな感じの路地に入り込み、少し心細くなった頃に現れた一軒のお店。
ちなみにトラパニ旧市街は、夏場は観光客も多く、細い路地裏にも途切れることなく人は歩いているので、レストランがやっている様な時間帯は一人でも安心して歩ける雰囲気です。
私的トラパニ一番のお店がこちら。
カジュアルレストランと言った感じのお店
Salirosso (サリロッソ)
レストランなのかな?と、控えめな外観を恐る恐る観察。
入り口ドアにメニューが貼り付けてありました。
メニューはイタリア語。
入店基準はパスタの最低値段です。
15ユーロはちょっと…高級じゃないか…どうする?
(ちなみにパレルモなんかだと一皿5〜6ユーロのパスタとかある)
少食だから、どうせパスタしか食べれないけど一応セコンドもチェック…。
メニューも値段も材料までも明記されている透明さ。
しかし食材も謎だらけ、料理の正体は謎。
ラディッキオのソースって何〜?
これは…ギャンブル (^^)
パスタ以外の謎料理も食べてみた〜い (^^)
ワイン1杯つける軽いコースにして50ユーロくらい…いつも自炊で節約しているし…
いつもはBarかトラットリア(食堂)、一度くらいレストランで食べてみようか(初)…
シチリアの西の端のレストランで食べる事なんてもう一生無いかもしれないからね。
罪悪感を緩和する理由を列挙し…
ここに決めます!
前菜:トラパニ風ペースト、自家製パン
ニンニク、バジル、トマト、生アーモンド、オリーブオイル、塩をすりつぶしたペースト。
ご当地メニューです。
謎の野菜ラディッキオのソースのパスタ。
ボンゴレパスタがベースですが、記憶の中では大根おろしっぽい様な、食べてもやはり謎の味わいでした。
あとで調べたら、ラディッキオとはチコリの仲間だそう。
魚すり身のトマトソース煮込み。
想像通りの味わい、さっぱりとして美味しい。
美味しかったけど、パスタともう1品では量が多いので、最後は頑張って食べました。
2回目のSalirossa(あれ?)
来るたび出てくる定番前菜、トラパニ風ペースト
かなり満足度高い、これだけでしばらく飲める一品。
前菜2:カポナータ・イチジク添え
ラタトゥイユみたいな、甘酢っぱいシチリア風野菜の炒め煮。
イタリアン酢豚の豚抜きと言った趣。
えびとウニとナスのソースのショートパスタ(カヴァテッリ)
実は衝撃的なのが…これの味を思い出せない…
いわゆる「普通に美味かった」部類なのか…
長いパスタ麺じゃなかったからテンション下がってたのは思い出したかも。
しかし、この店のものは全てめちゃくちゃ美味しかったのは間違い無いのです。
3回目Salirosso(笑)
もはや定番ペスト・トラパネーゼ、これを楽しみに行くレベル。
今日も冒険。
イカとスイカだって。
甘辛煮みたいな味のイカに生のスイカ…
生ハムメロンの様な趣?マリアージュとか?
食べてみたら…イカとスイカそれぞれの味がしましたwww(^^)
楽しい。
白味魚のロースト・ピスタチオとトマト風味
シチリアはピスタチオも名産。
香ばしいピスタチオ、よく料理にかかっています。
この時は現地の友達と行ったので、料理2品シェアでワイン飲みました。
路地をぶらぶらして自分で見つけたお店が当たりだった時はたまりませんね。
清水の舞台から飛び降りるみたいな初入店から、結局合計3回行きました(笑)
しかし実際、今、やはりもう行けるかどうかわからない世の中じゃないですか。
もっと行けばよかったなー。
ここでデザート食べてない。
でも、思い切って行って良かった。
当時は、この時ために何年もブラックな職場でヒーヒーやってたんだな〜、と感慨深く思ったものです。
いつどうなるかわからないし、やりたい事は、出来るうちにやっておかないといけないですよね。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
Karmen
お・ま・け♡のシチリア
・