こんにちは!可能なら3食ともカフェで過ごしたいKarmenです。
ロンドンのコーヒー が旨い!
という事に気付いてから、ネットで検索したサードウェーブカフェを巡ることが楽しみになりました。
次はここに行かなきゃ、あとあそこも、と、もはや謎の使命感すらありました。
ある時、たまたまコーヒー好きな友人と入ったのがOzone Coffee Roasters。
ロンドン屈指のおしゃれエリア、ショーディッチエリアにあるロースター併設のコーヒーショップです。本拠地はニュージーランド・ニュープリマスというサーフタウンだそうです。
ここに入店した時点では、まだ相変わらずカフェラテかフラットホワイトばかり飲んでいた時期で、普段通りにカフェラテをオーダーしました。
友人はいつもドリップのストレートをオーダー。
コーヒーが運ばれてきて、お互いに一口づつ味見。
うん、美味しいね。
しばらくおしゃべりに花が咲き、さてそろそろ帰ろうかと残りのコーヒーに口をつけた友人が、驚きの声をあげました。
「Karmenさん…コーヒーの味変わってる…なんか紅茶みたいになってる!」
なんのこっちゃい?と、再び味見させて貰うこと一口。
このあと雷に撃たれます。
淹れてから20〜30分経つのでしょうか。
なんじゃこりゃあ!本当に紅茶みたいに味が変わってる!
二人しておったまげました。
紅茶みたいとは言いつつも、しっかりコーヒーの味と香りは残っていて。
友人は某コーヒーメーカーに勤務歴があり、二人ともコーヒーにはうるさいと自負していましたが、こんな味の変わり方をするコーヒーには初めてお目にかかりました。
改めて添えられたコーヒーの詳細を見直すと
[ Flavor: Fruity, Tea, Floral, Lemon. ]
おおっ!やはり紅茶という感覚はトンチンカンな間違いではないのだな!
なるほど、これがサードウェーブの本気か!
日本の喫茶店のドリップコーヒーにインスパイアされたモノがアメリカから逆輸入で流行りだしたとか聞いていたので、正直日本のドリップコーヒーの方が上だと思い込んでいました。いや、今でもそう思っている人がほとんどでしょう。
思い込みって恐ろしい(コーヒー1つに大袈裟WW)。
コーヒーを飲みだしてはやン10年。
こんなにメジャーな飲み物が、まだこんなに驚く余地を残しているとは。
もはや別物ではありませんか。
何事も試してみないと判りませんね。
ここに来てようやくサードウェーブの本質に触れられたように思います。
しかも、一人で来てさっさと飲んで出ていたら気付かなかった。
一緒にいた友人に感謝です。
こんな衝撃に満ちた一杯のコーヒー。何を飲んだんでしょうか?
それが、二人とも興奮しすぎて肝心の豆の名前のチェックを忘れたんですよねー。フレーバーはまあまあ覚えてたのに。
アフリカのシングルオリジンだったのは間違い無いんですけど…。
おバカですねー。
それくらい覚えとけ自分!
店を出た後、帰国が近いことを思い出し、もう2度とあの味に出会うことはないかもしれない!と、店に取って返しましたが、販売用の豆は品切れで置いてありませんでした。代わりに別の豆を3種類購入し、ロンドン土産として後日しっかり堪能しました。幸いよく似たタイプのものがあり、これがのちにコーヒーを選ぶ基準となり得たのでした。
そんな訳で、Ozone Coffee Roastersは私にとってある意味聖地のような存在なのであります。
ちなみに、食事もスイーツもヘルシー路線で充実しているし、ラップトップ開いている人達も多かったのでWi-Fi環境も良くて、色々使いやすいと思います。
毎日通いたいなぁここ。