地味なクリーム・ティーでそこそこリッチなティータイム【ロンドン、他】

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イギリスといえば紅茶だよね

最近はだいぶコーヒーの聖地巡礼的な動き方をしておりましたが、やはりイギリスといえば紅茶。

豪華なアフタヌーンティーも魅力的です。

しかし、2回程経験するうち、サンドイッチにスコーンにケーキなんていう、フルボリュームなスイート加減にノックアウト。

結構高いし、永遠に甘いものを食べていたい甘党でもないですし、あと、大体

2名様から要予約

みたいな縛りもあるし面倒。

そんな呪縛から抜け出すには?

その答えはスコーンにあり。

紅茶のお供といえばスコーン。

地味スイーツ第2弾にして主役。

3段トレーのアフタヌーン・ティーとはおよそ遠い、どえらい地味さ加減に萌えまくり。

今回はしょぼい?ティータイムの友「クリーム・ティー」の列挙でーす。

ちなみに上の写真は、天下のサヴォイ・ホテルですが、アフタヌーンティーは目玉が飛び出る価格なので、中国人の友達とラウンジで写真だけ撮って来ました。

写真までしょぼいのよー (一生に一度は、みたいな人間の行く場所では無い事は解りました)。

「クリーム・ティー」

ミルクの代わりにクリームが入った紅茶、ではないのです。

紅茶と、ジャムとクロテッドクリームが添えられたスコーンのセットを「クリーム・ティー」と言います。

3段トレーの豪華なアフタヌーンティー(ハイ・ティー)みたいな予約は不要で、5〜6ポンド前後と値段も安いし、超お手軽にローカル気分を味わえます。

大抵のカフェやパブにあります。

お店によって違う味わいのスコーンめぐりも楽しいです。

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■ Maison Bertaux(Soho)

Franz FerdinandのAlex氏のコラムに登場のフレンチ・カフェ。

雑然とした雰囲気がなんともいえずファンシー。

正直言うとこ汚いけど、店員さんも犬と入店の近所のお客もみんな優しい、これぞローカルな通好みの店。

気取ったティータイムを期待していた日本人の友人を連れて行ったら、普通に引いてましたが、私は好きで4回くらい行きました。

ケーキはフランス風だけど、スコーンは意外にも素朴などっしり系で好き。

■ Newens (キュー・ガーデンRoyal botanic gaeden Kew 前)

私の中で暫定世界1位のスコーン(個人の見解ね)

ふわふわスコーンはあまり好みではないのですが、ここのは好きな風味と焼き加減。

ふわふわとサクサクのバランスが最高でした。

ここの3段トレーは、おいしいせいか我がミニ胃袋でも余裕で食べれます。

もしキュー・ガーデンに行くならここに行くべきです。

私はここのついでにキューガーデン…花より団子。

■ Bea’s of Broomsbury(Holborn)

大英博物館の近く。

スコーンがどっしりめでフワサクの絶品だった。

上のNewensに近い感じ。なので暫定2位。

■ Liberty(デパートのカフェ)

ザ・デパートのティーラウンジ。

上品だけど素朴系で美味しかったし、さすがにサービスがよろしかったです。

■ St. Pancras Reneissance Hotel(St. Pancras駅)

「こんな高級ホテルにはお泊りできませんのでせめてお茶だけ」というしょぼさの

2段重ねのパターン。

スコーンのサイズが気取ってました。

高級なところに行くほど、日本で会ったことのあるスコーンになる傾向?

私は本家の素朴系が好きです。

逆にクロテッドクリームがスコーンよりでかくてビビります。

日本では耳かきですくうほどの量のクリームしか付いてこないのに。

■ B Bakery(Covent Garden)

ここは例外的に何でも映える女子~!なお店。

おしゃれなティーセットに萌えまくり。

食器がみんなバラバラがイギリスのここしばらくのトレンドなのかな。

アフタヌーンティーは要予約。

店員は少々お高い雰囲気(今思えばレイシスト気味だったのか)、そのせいか一度しか行っていない。

フレンチ系なので、ちょっと日本で会ったことのあるお味のスコーン。

■ Half Cup (King’s cross St. pancras 駅近く)

通りすがりの当たりカフェ(やったね!)

大通りから少し入っただけで、ひっそりとしたクソおしゃれなカフェでした。

紅茶のほか、コーヒーも良いの使ってました。

William Morris Museumのカフェ

ここもごつんとした素朴系。

デカかったので、ジャムとクリームを挟んでお土産に持ち帰りしました。

ミュージアム自体は、見てみたものの結局興味なかったみたい。

■ The Wallace Collectionのミュージアムカフェ

(セルフリッジズ・デパートの裏の辺り)

オリエンタルブームで、紅茶が南部鉄瓶でサーブされてきて、一気に日本に気分が引き戻された。

豪華な邸宅の高価な調度品を見せられるミュージアム。

■ 大英博物館のミュージアムカフェ(Benugoというどこにでもあるカフェ)

お手軽でお茶も食事も思った以上に美味しくてOK。

ごつんとした無骨系癒しスコーン。

ナショナルギャラリーのミュージアムカフェ

3段のアフタヌーンティーだけど予約不要だし地味なので特別に。

ここもオリエンタル南部鉄瓶。

スイーツは全部ど甘い、一昔前のクラシカルタイプ。

これはこれで古風なイギリス感があって良いと思う。

■ Patisserie Valerie(よく見るチェーン店)

チェーン店のケーキ屋にもチャレンジ。

ここはよく現地在住日本人が、日本のケーキに近いと推すフレンチ系ケーキショップ。

確かに何だか知ってる味で、可もなく不可もない美味しさ。

普通に洒落ているけれど、短期旅行者はわざわざ行かなくてもいいかもね。

■ Palace of Holyroodhouse(Edinburgh)

スコットランド女王メアリーが幽閉された城の敷地内のティールーム。

イングランド女王が微笑む写真と共に眺める景色は、何とも味わい深いような。

スコットランドでも素朴系のものは美味しかった。

■ The Honey Pot (Penzane/イギリス南西部)

特急で4時間の遠く離れた地でも、グーグル先生にお聞きして迷宮ギャンブル感ゼロのお店。

南西部はコーニッシュ・クリームティーと呼ばれるようで、なにが違うのかというと、クリームが地物の名産を使用している、というもの。

日本で言ったら北海道バターみたいなことかなー。知らんけど。

St.Michael’s Mt.セント・マイケルズ・マウント

満潮で道が消えて、完全に孤島になるなかなかの絶景。

フランスのモン・サン・ミシェルのほぼ真北にあり、

フランス語読みすればモン・サン・ミシェル、ということ。

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こうしてみると、意外にクリーム・ティーの写真があって、フィルム写真にしか撮っていないのもあるはずなので、こんなにスコーン好きだったんだな我ながら驚きました。

しょぼい…いやリーズナブルながら、ロケーション次第ではかなりリッチな気分のティータイムになります。

私的には、満足いくツボを探し当てれば、高い3段トレーばかりが良い訳では無いのです。

ちなみに、ここぞの時に、確実に予約して良さげなお店に行きたい場合はこちらの予約サイトが便利です↓

おまけ・お茶周りの景色

Cafe Harf Pot前の景色。

王室御用達のHR Higginsで紅茶

Broadway market のお茶専門店。

食器がKINTOだった。

フォートナム&メイソンは最初にテイクアウトのスコーン食べちゃったからアフタヌーンティーはいいかな、とか笑

後日本店で飲んだ紅茶はさすがに素晴らしかった。

ハイゲートの可愛い店、調べたらもう閉店していた。

この近くのケンウッド・ハウスはガッラガラの入場無料でフェルメールが堪能できます。

洒落たカフェはこの↑ティーポット使用率高し。

ノッティングヒルの骨董市の露店

スコットランド行きの特急車内でティータイム

その列車、車両トラブルで2時間停車していたので、茶でも飲むしかなかったわけ。

国内で買えるアイテム達

少しお高いけど本場の味が楽しめるので、ちょっとリッチ気分を味わいたい時にいい感じのポチれる商品一覧です。

完全に私の好みなのですが、参考までにどうぞ。

⬆︎Rossasは超高級ですが本国でも本場モンのクロテッドクリーム。

⬆︎これはお手軽に国産クロテッドクリーム。

⬆︎老舗チップトリー。イギリスのジャムは香りと酸味が良い。

⬆︎ おしゃれカフェは大抵この紅茶Tea Pigsシリーズ。

⬆︎PG Tipsは庶民派。激ウマ濃厚ミルクティーが作れます。

逆にストレート不向き。