英国屈指のパワースポットと名高いグラストンベリー 。
グラストンベリー ・トーもチャリス・ウェルも修道院も見終わったら、いや、カラフルで可愛いこの町に入ったその時から、町並みのそこかしこにある例のあのお店達が気になりますよね?
そう、スピリチュアル・ショップですね!
この小さい町の中にあれだけの数のショップがあれば、興味がなくともそこそこ気になりますよね。
入りやすそうなパワーストーン・アクセサリーショップから、はたまたBuddaや招き猫まで並ぶミックスカルチャー的な少々怪しげな(当人達はマジでしょうが)お店まで。
占い師とかも看板があり、各種沢山いるらしいのですが、筆者にはいろんな意味で少しハードルが高いので、入りやすいお土産ショップのような店に行ってみました。
Happy Glastonbury(ハッピー・グラストンベリー )
タウンホール前でバス停も近く、バス待ちの暇つぶしにもぴったりなギフト&クリスタルショップ。
高価そうなクリスタルやらお手頃パワーストーン、キャンドル、インセンス(お香)が所狭しと並んでいます。
冷やかし半分(筆者ホント失礼)で入ったつもりが、意外にも可愛いグッズにやられてしまい、サンキャッチャーやらポストカードなどを結構本気買いしました。
日本で見るそれよりクオリティが違うようで、しかもお値段も手頃、怪しさが半減して見えます。
さすが本場のスピリチュアルグッズは違いますね。
日本のスピ商法の売り物は高いのに安っぽくてなりません。
お店を外から眺めたところ。
明らかに高価そう。
中でも筆者の興味を引いたのはこちら。なんとなんとその名も
「魔女の手づくりウィッシュポプリ」
”この袋の中に5ペンス硬貨、または銀を入れ、
願いを込め、満月の夜に自分の部屋に飾ります ”
うを〜〜〜ん!なんて中二的!この名前、この一連の行為!
乙女心鷲掴みです。香りもスパイシーで心地よく、見た目もラブリー。
さすが魔女の仕業恐るべし。こんなハッピーな魔法とは…。
まるで小学生の頃に戻ったかのような気分で店を後にしました。
これに味をしめた筆者は、この後もイギリス各地でマジカルショップの匂いを嗅ぎつけては、魔女のお手製ポプリを手に入れるのでありました。
ホントに匂うんですよ。
独特のお香の香りが。
ちなみに筆者のイメージする魔女は、ロードオブザリングのケイト・ブランシェットのガラドリエルですかねえ。
散々スピリチュアルをディスっていながらも、結構な勢いでスピリチュアルタウン・グラストンベリー に浸る筆者。
本場のものを見たうえで、スピリチュアルについては正直色々思うこともあるので、これについてはまた別の機会に書きたいと思います。
これは1月の16時頃の写真。
暗いけど、空が澄んで綺麗。
日帰り強行軍のグラストンベリーツアー。
後ろ髪を引かれつつ、ロンドンへ戻るべく再びバスに乗り込みます。
夏だと時間が遅くても日が高く油断しがちなので、戻る時間は気をつけていた方が良いと思います。
真冬だと16時には暗く、あまり外を見て歩くには適さないので、この辺りで引き上げるのが丁度良いです。
18時すぎにブリストル・テンプルミーズ駅に到着、駅の売店でミルクティーとマフィンを買い、列車に乗り込みました。
ロンドンに無事その日のうちに戻り、宿で一息つくと、本当に今日グラストンベリーに行っていたのかなあ、と、幻想的に感じる一方で、しかし確かに濃密な時を過ごした感触もあり、充実した1日を送ることが出来たことに非常に満足しました。
これ以来、グラストンベリーは「日帰り圏内」という少しオカシイ認識が出来上がり、ちょいと明日グラストンベリーに行こうかな、などとロンドンを訪れる度に思ってしまうのでありました。
いや、今度こそゆっくり滞在したいです。
冬至とか夏至の日に丘に登ったり、満月見たりとかしてみたいです。