こんにちは。Karmenです。
イタリア北部横断列車ひとり旅。
トリュフ村アルバで食い倒れたその後です。
↓
Braブラという街に来ました。
ここは「スローフード」発祥の地らしく、「スローフード協会本部」がある街です。
そこには、併設の美味しい料理のレストランがあると聞いて来たのですが…。
アルバで食べ過ぎたせいで、全く食欲がないのです。
やらかしました。
何も食べたくないのです。
とりあえず街を散策します。
立派な教会が沢山ありました。
よく知らないけれど、片っ端からお邪魔して見学します。
敬虔な信者の方には怒られるかもしれませんが、教会アートを観るのは大好きです。
イエス様もマリア様も、きっとこんな不信心な見物客のことなんて別に怒らないと思います。
少しばかり寄付のお金を置いて、ありがたく見学させていただいています。
イタリア北部の教会は、レンガ造りの落ち着いた建物が多い印象。
シチリアン・バロックを見慣れてしまったせいで、少々地味に見えます。
地味が悪いわけでは決してないです。
しっとりした美しさ。
落ち着いた印象で、これはこれで好きです。
彫刻が綺麗。
どこで見ても立派です。
天井画も綺麗です。
教会見学のハシゴするくらいしかする事が無かったけど、これはこれで贅沢な事だと、今は思います。
教会周辺広場にも人がほとんどいません。
通りにも人がいません。
これはお昼頃だったかな。
なんでこんなに人が居ないのか不安になってきます。
秋晴れで天気はよかったです。
ところで、肝心のスローフード教会、この日は休みでした。
そして、通り沿いの商店も軒並み閉店。
確か月曜日だったのですが、色々休みの日だったのかな。
見事にどこもかしこも閉まっていました。
食欲もないのでカフェにも入らず、ただただブラブラ歩く街歩き。
退屈でした。
宿に戻って、少しフルーツ食べて、寝て、ブラの街はおしまい。
ひとり旅のいいところは、食事しなくても気にしなくていいところ。
つまらなくても気まずくなる人が居ないところ。
次の街、Novaraノバラに移動です。
次の日に、オルタ・サン・ジュリオ湖に行くので、その拠点にするといい、と、ネットで見たので、見所も特になさそうなノバラに一泊します(すんません)。
電車でいざ、ノバラへ。
途中、懐かしい匂いが車内に立ちこめます。
車窓を観ると、一面稲作地帯の田園風景。
電車の中にまで、日本と全く同じ、田んぼの泥の匂いがしていました。
イタリアはリゾットでおなじみ米食の国。
そうと認識しつつも、実際見た田んぼには妙に驚きました。
ノバラに到着。
スリムで美しい大聖堂の塔が印象的でした。
一日胃袋を休めたので、食べれるかと思い、トリップアドバイザーで評判の良い食堂に向かいます。
地元の若い人達が集っていました。
食堂というより、カジュアルレストラン、といった趣。
アルバでピエモンテ州の牛肉の美味しさに度肝を抜かれたので、再度タルタルにチャレンジ。
牛肉とレモンの香りでさっぱりしています。
お・い・し・い 💕
肉の上に乗っているのがケイパー(ケッパー)。
イタリア料理でよく使うアレ。
デカい!
スーパーや食材屋さん、お土産やさんで買えると思います。
BARなどでは、そのままゴロリとツマミに出てくることもあります。
玉ねぎバターソースのラビオリ。
中はひき肉だったかな。
パスタの水餃子みたいなことなんですが、あっさりしていて…タンメン食べたみたいな印象(わかります?)…。
このあとデザートにウオッカレモンのジェラートが付きました。
ジェラートっていうより、普通に酒でした。
写真消しちゃったのか見当たらず。
聖堂の塔の周辺。
賑やかスポットのはずなのですが…。
夜9時台にしては、あまりにも人がいなかった。
近くにH&Mとかもあるような繁華街のようだけど、ミラノのベッドタウン的な街なのかな?
店が開いているのに人が居ない。
なぜ!怖いよ〜!
通りは暗く、歩く人が居なすぎて怖かったです。
なるべく明るい道を、宿に急ぎました。
そしてまた、やはり本調子でなかった胃袋が怪しくなり始め、なだめながら旅が続くのでした。
次は北イタリア屈指のパワースポット、オルタ・サン・ジュリオです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
Karmen