行くぜパワスポ!聖地巡礼【イギリス・グラストンベリー③】

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※2017年1月時点の旅の記録です。HPで最新情報をご確認のうえ参照してください。※

↓ 前回こちらからの続きです

開運?天使のパワー?ロンドンから日帰りで、列車とバスを乗り継いでイギリス屈指のパワスポ・グラストンベリーへの行き方詳細です。
グラストンベリー・トーに行ってみる

グラストンベリーの街なかからグラストンベリー・トーGlastonbury Tor(以下トー)へ向けて歩き出すと、途中にここもまた有名なパワースポットのチャリス・ウェル(Chalice Well)があります。

ここを横目に通り過ぎると、塀の終わりに左に向かう道 Well House laneがあるので左折、するとすぐ右に、トーへの登り口へ続く小道があります。

トーは登り口が二つあって、このチャリス・ウェル横の小道から行く南側ルートと、この小道に入らずにホワイト・スプリング(ここもパワーポット)を通り過ぎて10分程歩いた先の北側ルートがあります。

南側ルートは勾配がなだらかで、比較的歩きやすいですが、そこそこ息が切れるちょっとした登山といった趣です。

北側ルートは急こう配で道幅の狭い石段、手すりもないので強風の日や雨上がりの日は命の危険も感じると言っても過言でないと思います。それに羊が放牧されているので、羊の糞も結構そこここに落ちていて、転倒は絶対に避けたいところです。

筆者は南側ルートを選びました。

林の中の小道を通り抜けると開けた場所に出ますが、その道の先は柵が閉じてありますが、これは立入禁止ということではなく、自分で開けて出入りして大丈夫な柵です。

牧場を通り抜ける場所によくある柵なのですが、家畜が逃げないように人間だけ通れる仕組みになっています。

日本で見ないものなので、これに出会うと英国を歩いている感が高まります。

上り坂を黙々と登り続ける事20分余りでしょうか。

頂上に近づくにつれトーの存在感が増してきます。

グラストンベリー ・トーに到着。

頂上に着いてから後ろを振り返ると、青い空の下、地平まで一面緑色の景色に街がところどころ。

想像以上に圧巻のビューが眼下に広がり、意外にトーのある丘は高いことが実感できます。

目の前には静かに佇むトー。

この日は太陽さんさん、爽やかな風が吹き抜ける、本当にイギリスですか?っていうほどの爽やかな好天。

この日はグラストンベリー・フェスティバルの前日。

遠くにピラミッド・ステージ見えました。

こういう時にね、日頃の行いというものが物を言うんですよ。

グラストンベリーに歓迎されているとしか思えませんね。

なにせ呼ばれてここに来ていますからね。

やだ、アブない人みたい(笑)

グラストンベリーさんは呼んでおいて荒天なんていうツンデレさんではありませんでした。

ロンドンからの長い道のり。ここにたどり着けた自分を褒めてあげたいな。そんな気分です。

グラストンベリー・トーの中

さて。「異世界への入り口」と言われるグラストンベリー トー。

トーの中に入ると何も無く、見上げると青い空だけがぽっかりと浮かぶ、天井が無いがらんどうの建造物。

少々拍子抜けな気もします。

何も無い。

ただ風だけが吹き抜けていきます。

何も無い。

綺麗な景色だけ眼下に広がります。

印を結んで静かに坐禅を組み瞑想中の方もいました。

そんな場所です。

(今これを書いていて、不意に天空の城ラピュタのロボットが小鳥を方に乗せていたシーンがあったと思うのですが、そのシーンと印象が重なりました。ジブリ映画好きにもおすすめの場所です。)

降りる途中にも小さな寄り道スポットが

天気が良かったので、北側ルートからトーを降りました。

噂通りの急こう配、雨風の時、高所恐怖症の方はおすすめしません。

降りる途中に、放牧されている羊が見られますが、絶妙に距離を於いて近づけさせてくれません。

途中に「Avalon Orchard」という看板が。

ここは単なる果樹園のようですが、アーサー王伝説好きな人はロマンを掻き立てられることでしょう。

ちなみに筆者はフジロックフェスティバルのステージ名のAvalonを思いだし、これが由来と知り感慨深くなりました。

フジはグラストンベリーフェスティバルが手本ですしね。

降りる途中にもう一つ「エッグストーン(Egg stone)」という卵形の石があるらしく、「撫でると願いが叶う」とかなんとか。

筆者は最近知ったので見たことが無いですが、これから行く方は探してみるといいですね。

牧場を抜け、北側出口の柵に近づくころ、何やら鐘の音が聞こえました。

鐘を鳴らしたらしき人がいるところに近づいてみると、石造りの台に付けられた鐘がありました。

調べても由来がよく判らなかったのですが、ケルトっぽい?不思議なデザイン。

こんな不思議なもの見つけたら、鳴らさずに素通りなんて出来ないですよね。

コーーーンと鐘の音が響き、澄んだ野原の空気がより一層清められるような気がしました。

幸せの鐘的な?

なんやかんや寄り道してしまうスポットが多くあり、小学生の時の帰り道みたいな気分。

歩いているだけで楽しいフットパスです。

パワースポットと言われるけど、そのパワーって?

よくマリアの優しい空気がとか。キリストのエネルギーとか。大天使ミカエルとか。

おおっ!さすが英国屈指のパワスポ!レイラインのパワーが!

残念ながら私はそういったパワーはさっぱり感じませんでしたねー。

少し期待していたのですけど。

そこら辺はそれ系専門の方にお任せです。

後日スピ系に詳しい方に「さっぱりわからかった」と伝えたところ、「必要ないからじゃない?」と言われました。

そうかもね。

開運とか、あやかるとか、そういう場所では無い気がします。

パワスポ好きだけど、申し訳ない程何ひとつ感じ取れない筆者です。

朗報:じゃれついてくる天使はいました(これは冬に行ったとき)


ただ、何でだか解らないけどここが好きで、ここから現在に至るまで2年間で計3回トーに登っています(笑)。

行き過ぎです。好きすぎです。

多分また行くでしょう。

控えめに言って最高です。

正直住みたいくらいです。

むしろここのパワーが必要すぎるんじゃないの?

ほっこりしていて居心地が良いんですよ。

グラストンベリーの街全体が。

この、また来よ、って思わせるのがパワスポたる所以なんでしょうかねー。

筆者の知る限りでは、ここに似た場所は今のところ思いつきません。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

Karmen

↓ 次回にこちらに続きます。グラストンベリー の街ブラです。

英国屈指のパワスポ・グラストンベリーを街ブラ。アフタヌーンティーが美味しいカフェやパブなどご紹介。